夢の轍 プライス・ダウン・リイシュー盤



夢の轍 プライス・ダウン・リイシュー盤
夢の轍 プライス・ダウン・リイシュー盤

商品カテゴリー:インディーズ,歌謡曲,演歌,音楽,ミュージック,ポップス,JPOP
収録曲:微熱, 極光(オーロラ), 虫くだしのララバイ, 人買, 前夜(桃花鳥(ニッポニア・ニッポン)), 退職の日, まりこさん, Home(Now I Know I’m Home), 償い, 片おしどり,
セールスランク:5868 位
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恐らく最高傑作です

さだまさしさんの作品は殆ど聞いてきましたが、アルバムとしての統一感・完成度で言えば
恐らくこの「夢の轍」は最高作と呼んでいいのではないでしょうか。
LP時代の帯に「様々な愛、様々な女性を唄う」といった能書きがあったと記憶していますが
哀しいまでの女性の愛情を描く「極光」「まりこさん」「片おしどり」を始め、
一所懸命に生きる「人間」の悲しくも美しい姿を捉えてやまないさだまさしの世界が
限りなくシンプルな演奏で煌いています。
異論を唱える方もいらっしゃいますが、彼が日本のポール・サイモンと言われる所以は
まさにこのアルバムにあるのではないでしょうか。
個人的にはこの頃のさださんの声も一番心に響くものがあります。
ぜひ聞いてもらいたいアルバムです。


魂を震わせるどこまでも美しく悲しい、やさしい歌たち

 1982年に発表されたアルバム。リゾートミュージックやらAORやらが流行していた80年代初頭というバブルに向かう摩天楼の大衆の浮かれ切った狂騒に、まるで逆境するかの如く、いやまるで無関係と言わんばかりにさだまさしは華やかな都会の生活の中で人間が忘れてしまいがちな「人間の心の奥の機微」を見事に歌い上げたのがこの作品。
 楽曲の素晴らしさはもちろんのことだが、やはり目を見張るのがその美しいメロディーに乗せられた、その「詩歌」である。
 人間の心の奥の底の底まで覗き込むその世界はどこまでもどこまでも悲しい。どれだけ心が腐った人間であろうともその悲しいまでに美しい世界には必ず応えよう。これは歌が人間の「本能」に訴えかけているからである。逃げられない。
 このアルバムに収められた楽曲…その詩歌の世界は全て「99%のネガティヴ、そして残されるのは1%のポジティブ」という構成で成り立っている。
 それは言い換えれば、人間ならば誰しも心の奥に潜むあらゆるネガティブな部分をえぐりだし魂を揺さぶり、そこで最後に提示されるのは僅かな「やさしい誌歌」である。これこそがさだまさしの常套手段であり、さだまさしの我々に提供してくれる真のやさしさであろう。
 近年のJPOPのようなハイな言葉の美辞麗句ばかりの偽善者ソングなど誰の心にも残らない。
 今の時代に求められるのはこのアルバムでさだまさしが示した本当に精神を病み、死にたくなる位に苦しんでいる人間にまで響く、どこまでも泣きたくなるまでに悲しい、やさしさである。
  
 
色濃くもすみわたる原型

「愛・生命・時間」
後年、自らが語った彼の歌に託されるべき主題。

全曲を通して聴いたとき、その輪郭がより強く打ち出される。
主題に対する総合性の高さは、独身期さだまさしがたどり着いたひとつの頂点なのだろう。

各論においてもすみわたる佳品揃いの名盤。
変なこだわりもなくなって

漢字3文字という、いかにも詩人っぽいタイトル付けに固執せず、制作された一枚。@、Dといった、個人的に気に入っている作品が収録されているものの、曲の完成度という点では、以前の作品に比べると、若干見劣りがするものが、多いように思います。さだまさしをリアルタイムで追いかけたのは、実はこのアルバムまでで、その後「夢の吹く頃」まで、何年間か遠ざかりました。初期の傑作を星5つとすると、このアルバムあたりは、限りなく星3つに近い星4つ。感動的といわれるHにしても、歌詞ばかりが強くて(もともと歌詞の占める割合が大きい人ではありますが、)少し押し付けがましくって、引いてしまいます。歌い方は、以前の雲を掴むような歌い方から、感情を前面に出すように、好ましい変化を遂げてきただけに、曲作りでの停滞が本当に残念です。
ストーリーテラーさだまさし

さだまさしの曲の魅力のひとつに、まるで短編小説のようなストーリーを描くということがあげられる。このアルバム『夢の轍』はストーリーテラーさだまさしとしての魅力が如何なく発揮されている。

有名になった「償い」はもちろん、ファンの間で人気の高い「極光(オーロラ)」も実話が元になっており、心にしみてくる。「退職の日」もすばらしい。

「前夜(桃花鳥(ニッポニア・ニッポン))」はそういったストーリーになっているわけではないが、平和とは、生きるとは、といったことを考えさせられる名曲。歌詞とメロディーが見事に一体化しており、おすすめの曲です。



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